能登半島地震の被災地支援 高校生が「茶利ティ−」茶会 豊岡

能登半島地震からの復旧や復興に役立ててもらおうと、兵庫県豊岡市の高校生が寺で抹茶をふるまい、支援を呼びかける茶会を開きました。

この茶会は、能登半島地震で被災した人たちを支援したいと、兵庫県豊岡市出石町にある宗鏡寺(すきょうじ)の長女で高校2年の小原希穂さんが企画し、「茶利ティ−(チャリティー)」と名付けて同じ学校の茶道部の仲間らと開きました。
21日は、SNSや口コミで催しを知った人たちが次々に訪れ、能登半島の和菓子とともに、高校生が丁寧にたてた抹茶をゆっくりと味わっていました。
茶会の参加費1000円のうち、菓子代などを除いた500円が義援金として石川県に寄付されるということです。
学生時代を金沢市で過ごしたという豊岡市の女性は「何かしたいという思いはあっても支援できることがなかったので、高校生が機会をつくってくれてありがたいです」と話していました。
小原さんは「多くの人が支援してくれて、被災地のために何かできないかという思いをつなぐことができました。これからも力になりたい」と話していました。