ダイハツ 不正発覚前の国内向け生産の全車種で出荷可能に

ダイハツ工業による国の認証取得の不正問題で、国土交通省は19日、「ムーヴ キャンバス」など3車種について基準への適合が確認できたとして出荷停止の指示を解除しました。
これによって、ダイハツは不正が発覚する前に国内向けに生産していたすべての車種で出荷ができるようになります。

ダイハツが国の認証を不正に取得していた問題で、会社は、去年12月、国内に4つあるすべての自動車工場で稼働を停止しましたが、国土交通省による試験で基準への適合が確認され、出荷停止の指示が解除された車種から順次、生産を再開しています。
こうした中、国土交通省は、「ムーヴ キャンバス」、「ロッキー」のハイブリッド車、トヨタブランドの「ライズ」のハイブリッド車について、基準への適合が確認できたとして19日、出荷停止の指示を解除しました。
会社は、これらの車種の生産や出荷の再開に向けて部品メーカーなどと調整を進めるとしています。
今回の措置によって不正が発覚する前までダイハツが国内向けに生産していたすべての車種で出荷ができるようになります。
ダイハツは「安全・品質を最優先することを再徹底した上で、お客様に一日でも早くお届けできるよう努めてまいります」と話しています。
一方、すでに生産を終了した車種のなかには、まだ国による確認試験が続いているものもあります。