西川きよしさん「あしなが学生募金」協力呼びかけ 申請急増で

このところの物価高などを背景に、病気や災害などで親を亡くした子どもたちを支援する奨学金の申請が急増し、資金が不足していることを受けて19日、漫才師の西川きよしさんが大阪・ミナミの街頭で募金への協力を呼びかけました。

病気や災害などで親を亡くした子どもたちを支援する「あしなが学生募金」の活動が20日から全国で一斉に始まります。
これを前に19日、大阪・ミナミで西川きよしさんが奨学金で大学に通っている学生5人と街頭に立ちました。
西川さんが、「みなさんのお心をよろしくお願いします」と呼びかけると会社員や親子連れなどが学生たちに「がんばってね」と声をかけて募金に応じていました。
「あしなが育英会」によりますと、物価高などを背景に奨学金の申請が全国で急増し、今年度(2024年度)の高校の奨学金を申請した人は過去最多の1800人にのぼりましたが、資金が不足し、半数を超える985人が給付を受けられなかったということです。
このうち近畿では、343人の申請に対し、192人が給付を受けられませんでした。
西川きよしさんは、「突然親を失ってそれでも勉強したいと思う子どもたちを応援してほしい」と話していました。
全国一斉の募金活動は、今週末と来週末に行われる予定で詳しい場所や時間は「あしなが学生募金」のホームページに掲載されています。