「SNS型投資詐欺」で1億8000万円被害 大阪

大阪の40代の男性が、SNSで知り合った人物から暗号資産への投資を勧められ、あわせておよそ1億8000万円を指定された口座に振り込んでだまし取られました。
大阪府内では、SNSによる投資の勧誘をきっかけにした高額の詐欺の被害が相次いでいて、警察が注意を呼びかけています。

警察によりますと、去年8月、大阪府内に住む40代の自営業の男性のSNSに中国人女性とみられる名前の人物から「友だち申請」がありました。
申請に応じた男性は、この人物とSNS上でやりとりするようになり、その中で暗号資産への投資を勧められたということです。
その際、暗号資産に交換するためのアプリをインストールするよう指示され、興味を持った男性はこのアプリなどを通じて指定された口座に現金を振り込みました。
すると、画面上では利益が出ているかのように表示されたということで、これを信じた男性は41回にわたってあわせておよそ1億8000万円を振り込んでだまし取られたということです。
ことし1月になって男性が暗号資産を現金に交換しようとした際、税金を支払うよう要求されたことなどから被害が発覚したということで、警察は詐欺事件として捜査しています。
警察によりますと、大阪では去年(2023年)からSNSによる投資の勧誘をきっかけにした詐欺の被害が相次ぎ、2億円前後の被害も複数確認されているということで、警察が注意を呼びかけています。