京都駅と高台寺間で乗り合いタクシー 大型連休中に試験運行

京都府タクシー協会は、運転手の不足や、いわゆる「オーバーツーリズム」への対策として、観光客の増加が見込まれる大型連休の期間中に、京都駅と高台寺の区間で乗り合いタクシーを試験的に運行することになりました。

京都府内では、タクシーの運転手が不足しているほか、観光客が集中することで交通渋滞などの弊害が起きる「オーバーツーリズム」も懸念されています。
このため、京都府タクシー協会は、観光客の増加が見込まれる大型連休の期間中に、京都駅と高台寺の区間で乗り合いタクシーを試験的に運行することになりました。
京都市内の9つのタクシー会社が協力して10人乗りのジャンボタクシーを活用し、▼4月27日から29日までの3日間と、▼5月3日から6日までの4日間のあわせて7日間、いずれも15分間隔で運行するということです。
料金は、▼中学生以上の大人は、1人800円、▼小学生までの子どもは、1人400円とする予定です。
京都府タクシー協会は、去年の秋、京都駅から金閣寺に向かう乗り合いタクシーを初めて試験的に運行し、のべ360人が利用したということです。
今回は、別のルートで運行することにより乗り合いタクシーの需要を見極めて、秋の観光シーズンに向けた取り組みを検討することにしています。