東大阪 障害児デイサービスで虐待 半年間停止の行政処分

東大阪市にある障害のある子どもを受け入れるデイサービスなどの事業所で、30代の男性保育士が子どもに馬乗りになるなどの虐待を行ったとして、市は事業所の利用者の受け入れを半年間停止する行政処分を行いました。

処分を受けたのは、障害のある子どもを受け入れるデイサービスなどの事業所で、東大阪市にある「癒しの森Kids わかえ」を運営する会社、「MEDICAL UP」です。
東大阪市によりますと、この事業所に勤務する30代の男性保育士が利用者の小学生と未就学児あわせて3人に対し、▼床にあおむけになった子どもに馬乗りになったり、▼机の上にあった教科書を蹴り落として踏みつけたりする虐待を行っていたということです。
去年(2023年)11月、保護者から市に通報があり発覚したということで、ほかにも事業所の職員について必要な人数を配置していないのに偽って報告するなどして給付金900万円余りを不正に請求し受け取っていたこともわかったということです。
東大阪市は不正に請求した給付金に加算額を含めた1200万円余りの返還を求めるとともに、事業所の利用者の受け入れを来月(5月)から半年間停止する行政処分を行いました。
会社側は市の調査に対し、虐待や不正請求を認めているということで、市は来月中をメドに改善のための報告書の提出を求めています。