大型連休 東海道・山陽新幹線予約 コロナ禍からの回復続く

JR各社は、ことしの大型連休の予約状況を発表しました。
東海道新幹線や山陽新幹線では、去年の同じ時期より予約率が高くなり、コロナ禍からの回復が続く形となっています。

JR各社は、今月(4月)26日から来月(5月)6日までの11日間の新幹線の指定席について、11日時点での予約状況を発表しました。
このうち、▼東海道新幹線の予約席数は去年の同じ時期と比べて1.23倍、▼山陽新幹線は1.15倍となっているほか、先月(3月)、敦賀駅まで延伸開業した▼北陸新幹線は1.15倍となっています。
コロナ禍前の2018年度と比べても▼東海道新幹線では1.17倍、▼山陽新幹線では0.97倍となり、回復傾向が鮮明となっています。
新幹線の混雑のピークは、▼下りが来月3日、▼上りが5日と6日になると見込まれていて、一部の列車では、すでに満席に近い予約状況となっています。
JR東海とJR西日本は、列車の定時運行やホームの混雑緩和のため、「のぞみ」では、自由席の設定をなくし、指定席のみで運行することにしています。
JRは「指定席については早めに予約するとともに、特に混雑する日時を外して利用することも検討してほしい」と呼びかけています。

【大型連休 高速道路の渋滞予測】
NEXCO西日本によりますと、高速道路では、▼上りは5月3日から5日にかけて、▼下りは5月3日から4日にかけて、渋滞が多く発生すると予測されています。
中でも5月3日は、名神高速道路の大津インターチェンジ付近を先頭に、▼上りは午前9時に最大35キロ、▼下りは正午に最大20キロの渋滞が発生すると予測されています。
NEXCO西日本は、渋滞が予測されている日や時間帯をずらすなどの対応とともに、最新の情報をウェブサイトで確認するよう呼びかけています。