ダイハツ 5月7日に本社工場再開 国内の全自動車工場稼働へ

「ダイハツ工業」による国の認証取得の不正問題で、会社は、出荷停止の指示が解除された軽乗用車の「コペン」について、来月(5月)7日から大阪・池田市にある本社工場で生産を再開することを明らかにしました。
生産が再開すれば、国内に4つあるすべての自動車工場が稼働することになります。

ダイハツ工業が国の認証を不正に取得していた問題で、会社は、去年12月に国内のすべての自動車工場で稼働を停止していましたが、国土交通省による試験などで基準への適合が確認され、出荷停止の指示が解除された車種から順次、生産を再開しています。
こうした中、ダイハツは、出荷停止の指示が解除された軽乗用車の「コペン」2車種について、来月7日から大阪・池田市の本社工場で生産を再開することを明らかにしました。
これによって、国内に4つあるすべての自動車工場が稼働することになります。
また、会社は、軽乗用車の「タフト」についても来月6日に子会社のダイハツ九州の大分工場で生産を再開することにしています。
ダイハツ工業は、今回の不正を受けて今月(4月)8日に新たな経営方針を発表し、小型車の海外事業については親会社のトヨタ自動車が開発から認証取得までの責任を持つ体制に変更して再発防止を進めることを明らかにしていました。