神戸大学の入学式 4433人が新生活スタート

神戸大学の入学式が4日行われ、4400人余りの新入生が新たな生活をスタートしました。

神戸大学にはこの春、大学院生や留学生などを含む4433人が入学しました。
4日、神戸市中央区で行われた入学式で、藤澤正人 学長は、「自分が選んだ専門分野にかかわらず、さまざまな領域について学び、世界的な視野での課題解決能力を養ってほしい」と新入生を励ましました。
これに対し、新入生を代表して吉澤梨桜さんが、「仲間たちと協力して勉学以外にも取り組み、大学生活を充実したものにしたい」と宣誓しました。
このあと、吹奏楽部や応援団などがエールを送り、新たな門出を祝いました。
神戸大学では先月(3月)、サークルに所属する複数の学生が合宿で利用した旅館のものを壊すなどした映像がSNSで拡散し、大学が謝罪する問題が起きていて、大学は新入生に対しても倫理観と節度を持った行動をとるよう呼びかけることにしています。
医学部に入学した学生は、「勉強はもちろんですが、野球部に入ろうと思っていて部活動にも力を入れたいです。将来はアスリートを助ける医者になりたい」と話していました。
また、法学部に入学した学生は、「神戸大学に合格したと言うと、『サークルに気をつけろ』と言われたこともありました。自分は問題行動をしないよう気をつけて、学生生活を楽しみたい」と話していました。