元プロ野球投手 能見篤史さんが一日署長で交通安全呼びかけ

春の全国交通安全運動が4月6日から始まるのを前に、プロ野球の阪神とオリックスで活躍した元投手の能見篤史さんが大阪で一日警察署長を務め、交通ルールを守るよう呼びかけました。

能見さんは、大阪・中央区の中学校で開かれた交通安全のイベントに出席し、南警察署の熱田好司 署長から一日警察署長を委嘱されました。
はじめに行われたトークショーの中で、能見さんは去年(2023年)4月から自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務になったことについて触れ、「バッターボックスに入る時は頭を守るためにヘルメットをかぶります。自転車に乗る時も自分の身を守りましょう」と呼びかけました。
イベントではこのあと、大阪府警の警察官によるクイズが行われ、参加した人たちは楽しみながら自転車などの交通ルールを学んでいました。
能見さんは最後に、中学校の野球部の生徒たちとキャッチボールをして交流を深めていました。
生徒の1人は「能見さんの投げる球はすごい重みで、一生の思い出になりました。ふだんは徒歩で通学していますが、自転車に乗る時はヘルメットをかぶろうと思います」と話していました。
4月6日から始まる春の全国交通安全運動で、大阪府警察本部は高齢者の事故防止などを重点にさまざまな取り組みを進めることにしています。