姫路市教育長に 元民放アナウンサー 久保田智子氏 就任

兵庫県姫路市の新しい教育長に、民放の元アナウンサー、久保田智子氏が就任し、「子どものためになることを、やれることからやっていきたい」と抱負を述べました。

久保田智子氏はTBSテレビの元アナウンサーで47歳。
1日付けで姫路市の新しい教育長に就任しました。
就任式には、小中学校、高校の校長会の会長などおよそ90人が出席し、清元秀泰市長が、「人口減少や少子化が進む中、未来の宝となる人材を育成するため、教育改革に大きく力を発揮してもらいたい」と述べました。
これに対し久保田教育長は特別養子縁組で迎えた子どもを育てていることに触れた上で「学校現場で教えたことはほとんどありませんし、行政機関で働いたこともありませんが、子どものためになることを自分でやれることからやっていきたい」と抱負を述べました。
任期は3年間で、市立高校の統合計画や、いじめや不登校などの課題に取り組みます。
就任式のあと、久保田教育長は報道各社に対し、「自分の経験だけでなく広く声を聞いて教育の課題に取り組んでいきたい。子育てをしながら教育長の大役を担うのも自分の役割と考えています」と話していました。