大阪と和歌山でサクラの開花発表

30日の近畿地方は、各地で気温が20度を超える暖かさとなり、気象台は大阪と和歌山でサクラの開花を発表しました。

大阪管区気象台は30日午後、大阪城の西の丸庭園にあるソメイヨシノの標本木で、5輪以上の花が咲いているのを確認し、サクラが開花したと発表しました。
大阪のサクラの開花は、最も早い開花となった去年と比べると11日、平年と比べても3日遅く、大阪管区気象台の尾上和義調査官は、「この冬は暖かかったが、今月は気温が低くなり開花が遅れた」と話していました。
また、和歌山地方気象台も30日、去年より10日遅く、サクラが開花したと発表しました。
サクラはこの先1週間から10日くらいで、満開となる見込みです。
サクラはまだつぼみが多い状態ですが、大阪城の庭園は早くも花見をする人でにぎわっていて、開花したと聞き、拍手や万歳で盛り上がっていました。
また、30日の近畿地方は高気圧に覆われておおむね晴れ、日中の最高気温は、▽和歌山県新宮市で25.9度と6月中旬並みの暑さを記録したほか、▽大阪市で21.6度など、各地で20度を超えました。
一方、3月31日にかけては黄砂の影響が予想され、ところによって見通しが悪くなるおそれがあり、気象台は交通への影響に注意するよう呼びかけています。