関西空港国際線の夏ダイヤ コロナ禍前の約9割まで便数回復へ

関西空港を発着する国際線の夏ダイヤがまとまり、コロナ禍前のおよそ9割にまで回復する見通しとなりました。

関西空港を運営する関西エアポートは、今月31日から10月26日までの航空各社の夏ダイヤをまとめ、28日、発表しました。
それによりますと国際線の定期便は、8月のピーク時点で1週間あたり1392便となり、夏ダイヤとしては過去最高だった2019年の89%まで回復する見通しだということです。
路線別に見ると▼韓国が週338便で97%、▼東南アジア方面が週172便で87%、▼香港・マカオが週133便で107%などとなっていて、回復が遅れていた▼中国本土とを結ぶ便も週318便、64%まで戻るということです。
一方、航空機をけん引したり、貨物の積み降ろしを行うグランドハンドリング会社などの人手不足により、航空会社が希望する時間帯に受け入れができなかったり、就航が後ろ倒しになったりするケースも出ているということです。
関西エアポートの田中淳隆 執行役員は、「さらに便を増やせるかは工夫が必要だが、大阪・関西万博までにはコロナ禍前の100%に戻し、万博を契機にそれを超えていくことを目指している」と話していました。