博覧会協会 「シャトルバス運転手秋ごろまでに確保のメドを」

大阪・関西万博の会場と会場近くの駅を結ぶシャトルバスの運転手の確保について、実施主体の博覧会協会は、今後、協力に前向きな事業者とともに運転手の出向などに関する枠組みを検討し、ことし秋ごろまでに確保のメドをつけたいという意向を示しました。

来年の大阪・関西万博では、多い日で1日あたり22万人あまりが来場すると想定されていて、中でもJRゆめ咲線の桜島駅と会場を結ぶシャトルバスは主要なアクセス手段のひとつに位置づけられています。
しかし、全国的な運転手不足などを背景にこの路線の運転手の確保が難航してることから、実施主体の博覧会協会は、26日、大阪市内でバス事業者などに向けた説明会を開きました。
協会が全国のバス事業者およそ1000社に、運転手を期間限定で出向させることができるかなどの意向を調査したところ、回答のあったおよそ570社からは、出向期間やその間の勤務条件、それに会社への補償など、様々な要望が寄せられたということです。
協会は、今後、協力に前向きな事業者とともに運転手の出向などの枠組みを検討し、ことし秋ごろまでに確保のメドをつけたいとしています。
博覧会協会の山下雄史交通局長は「非常に厳しい状況だと認識しているが、まったくだめではない。なんとしても運転手を確保していきたい」と話していました。