大阪・関西万博 「大阪パビリオン」展示の全体概要公表

来年の大阪・関西万博で、大阪府・市などが出展する「大阪パビリオン」の展示の全体概要が公表され、現在の健康情報をもとに作られた自分のアバターが、未来の技術を体験すると姿を変えていくコーナーなどが設けられることになりました。

これは25日、大阪・中央区で開かれた「大阪パビリオン推進委員会」の総会で報告されました。
パビリオンには、血管や骨格、肌、それに髪などの個人の健康などに関する測定データをもとに、25年後の姿をイメージした自分の分身となるアバターが作られるコーナーが設けられます。
健康に関する未来の技術を体験していくと、アバターの姿が変化するような仕掛けを検討しているということで、推進委員会などはことし秋までに詳細を示したいとしています。
また、パビリオン内には、府内の中小企業などが週替わりで展示を行うコーナーも設けられる予定で、総会のあとには、参加が決まっている377の企業や団体の代表者に、吉村知事から出展証が手渡されました。
推進委員会の会長を務める吉村知事は記者団に対して、「大阪パビリオンでは、いまの自分にもとづいた2050年の自分に出会い、そして最新の技術を通じて未来を変えられることを体験してもらいたい」と述べました。