大阪・関西万博 ウズベキスタンのパビリオン起工式

来年の大阪・関西万博に参加する中央アジアのウズベキスタンが、25日、会場でパビリオンの起工式を行いました。

起工式には、ウズベキスタン政府や万博の実施主体である博覧会協会の関係者らが出席し、工事の安全を祈りました。
ウズベキスタンのパビリオンのテーマは「知の庭」です。
延べ床面積およそ1200平方メートルの3階建てで、3階部分には高さ6メートルから8メートルの丸太およそ300本を立ち並べ、人々が集い知識を共有して未来社会をつくるという考えを表しています。
パビリオン内部は▽教育▽先端技術、そして▽自然環境への取り組みを紹介する3つのスペースに分かれています。
また、訪れた人が1階から3階に移動する際に乗ることになる装置には、東西の文明が交わるシルクロードの要衝として栄えたウズベキスタンの歴史や文化などを紹介する映像が投影されるということです。
パビリオン建設は近く本格的な工事が始まり、年内には主な建物の工事を終え、開幕する前の月にあたる来年3月中に内装も含めて完成させる予定だということです。
ムフシンフジャ・アブドゥラフモノフ駐日大使は「ウズベキスタンの豊かな歴史や文化遺産と、めざましい進歩に誇りをもって万博に参加する。万博を人類が前向きに変化するきっかけにしたい」と話していました。