てるてる坊主のお焚き上げ 平和など願う 奈良 五條

ウクライナの平和や能登半島地震の復興を祈願して、てるてる坊主のお焚き上げが奈良県五條市の寺で行われました。

「雨乞い」ならぬ「晴れ乞い」の寺として知られる奈良県五條市の生蓮寺は、全国からてるてる坊主が奉納されていて、毎年、そのお焚き上げを行っています。
今回も去年に続いて、「晴れ祈願」だけでなく、ロシアによる軍事侵攻が続くウクライナの平和を願うてるてる坊主を募ったところ、全国から3000体以上が寄せられたということです。
24日のお焚き上げでは、まず本堂で僧りょがてるてる坊主を前に、▼「晴れ祈願」に加え、▼ウクライナやガザ地区の平和、▼能登半島地震の被災地の復興を願って、お経をあげました。
そして雨の中、住職らが木を組んだ護摩壇の炎に大小さまざまなてるてる坊主を投げ込んでいき、集まった人たちは手をあわせてその様子を眺めていました。
高畑公紀住職は「ウクライナへの侵攻が続く中、能登半島地震もあり、亡くなられた方の鎮魂をお祈りしました。みんなの心が晴れになっていただきたいです」と話していました。