滋賀 近江鉄道の利用者増へ 期間限定車両の出発式

滋賀県東部を走るローカル鉄道・近江鉄道は、観光客などの利用を増やしていこうと、期間限定で先頭にヘッドマークを掲げた車両を運行することになり、東近江市の駅で出発式が行われました。

赤字経営が続く近江鉄道は、来月1日に、▼自治体が線路や駅などを保有し、▼民間の近江鉄道が列車の運行を担う「上下分離方式」に移行し、鉄道を存続させることが決まっています。
これを前に、鉄道ファンなど観光客の利用を増やしていこうと、1週間限定で沿線の2市2町あわせて4つのご当地キャラクターが描かれたヘッドマークを掲げた車両を運行することになり、24日は東近江市の八日市駅で出発式が行われました。
式には、沿線自治体や近江鉄道の関係者あわせて7人が出席し、はじめに、近江鉄道の飯田則昭 社長が「みなさまのご期待にこたえるため、鉄道の安全運行とお客様サービスのさらなる進化に取り組んでいきたい」とあいさつしました。
そしてテープカットが行われたあと、駅長の合図でヘッドマークを掲げた電車が出発していきました。
この電車は今月30日まで運行されます。