「北大阪急行電鉄」23日の延伸開業を前に式典と試乗会

大阪北部を走る「北大阪急行電鉄」は北側に延伸し、今月23日に新しい区間が開業します。
これを前に関係者を招いて記念の式典と試乗会が行われました。

阪急電鉄や大阪府などが出資する第三セクターの北大阪急行電鉄は、現在の北側の終点である千里中央駅からおよそ2.5キロ延伸し、今月(3月)23日に「箕面船場阪大前駅」と「箕面萱野駅」の2つの駅が開業します。
20日は、鉄道会社や周辺自治体の関係者らを招いて記念の式典が開かれ、北大阪急行電鉄の内芝伸一社長は「主要エリアまでの移動が大変便利になる。公共交通機関として、住みやすく活力に満ちた沿線地域であり続けることに微力ながら貢献していきたい」とあいさつしました。
このあと試乗会が行われ、出席者は、新駅の箕面船場阪大前駅で「祝開業」と表示した列車に乗車し、新たな終点となる、隣の箕面萱野駅に向かいました。
今回の延伸に伴って、大阪メトロ御堂筋線との直通運転で、箕面萱野駅と梅田駅との間は最速25分で結ばれることになり、新駅の周辺では住宅地や商業施設などの開発が進んでいます。
出席した箕面市の70代の主婦は「車で通るのと違って、新鮮な気持ちで町並みが見えた。人がたくさん来て箕面が潤うのが1番楽しみです」と話していました。