大阪・関西万博 スイスパビリオンの起工式

来年の大阪・関西万博で独自のパビリオンを出展するスイスが、会場となる大阪市の夢洲で19日、起工式を行いました。

起工式には、スイス政府や万博の実施主体である博覧会協会の関係者らおよそ40人が出席し、工事の安全を祈りました。
パビリオンは、風船のような球体が連なった形で、分子や細胞、エネルギーを表現していて、世界的な製薬会社の本社や素粒子の研究機関が立地するスイスの高い技術力を象徴するデザインにしたということです。
建設資材には軽くてリサイクル可能な素材が使われ、内部では、地球環境や生命科学などをテーマにスイスの自然や革新的な技術を紹介する展示が行われるほか、屋上には海が見えるバーも設けられるということです。
スイス政府代表を務めるマヌエル・サルチリ氏は、「起工式を迎え、これから会場で建設を行えることをうれしく思う。スケジュールどおり準備を進められることに自信を持っている」と話していました。
スイスパビリオンの建設工事はまもなく始まり、ことし10月には主な建物の工事を終え、来年2月中には内装も含めて完成させる予定だということです。