京都 由良川で子どもたちがサケの稚魚放流

京都府北部を流れる由良川で、子どもたちが自分たちで育てたサケの稚魚を川に放流しました。

この取り組みは京都府北部を流れる由良川の環境を守ろうと、綾部市や福知山市などの市民グループで作る団体が行っています。
17日は、綾部市にある由良川沿いの公園におよそ200人が集まりました。
ことし1月、サケの卵100個ほどが希望した個人や学校などに飼育方法を記したパンフレットとともに配布され、子どもたちが定期的に水をかえたり、ふ化後はエサを与えたりして育ててきました。
今回放流したのは体長が5センチほどに育ったおよそ4万匹で、子どもたちは「頑張ってね」などと声をかけながらバケツに入った稚魚を少しずつ川に放し、泳いでいく姿を見守っていました。
参加した小学4年生の男の子は「育てるのは難しかったけれど、サケのことをたくさん知ることができてよかったです。元気にこの川に帰ってきてほしい」と話していました。