“頑張ろう能登” 兵庫県警音楽隊が復興願うコンサート 神戸

能登半島地震の被災地に向けて兵庫県警の音楽隊が、15日、復興を願うコンサートを開き、演奏やダンスを通してエールを送りました。

阪神・淡路大震災で大きな被害を受けた神戸市長田区の復興のシンボルとされる鉄人28号のモニュメントの前で、兵庫県警察本部の音楽隊が、コンサートを開き、能登半島地震の被災地にも届けようと演奏の様子は動画投稿サイトを通じてライブ配信されました。
この中で、阪神・淡路大震災で亡くなった人たちの鎮魂と復興への願いを込めた歌、「しあわせ運べるように」を音楽隊の演奏にあわせて地元の幼稚園の園児たちが合唱しました。
続いて、園児たちによるダンスも披露され、集まった人たちも一緒に手拍子をするなどしてコンサートを盛り上げていました。
そして、語り部活動を続ける伊東正和さんが「つらいこともあると思いますがあしたに向かって一歩ずつ前に進んでほしい」などと能登半島地震で被災した人たちにことばをかけました。
最後に音楽隊のメンバーや園児たちがカメラの前に集まり、声をあわせて「頑張ろう能登」とエールを送りました。
音楽隊の楽長、松浦晴信 警部補は「阪神・淡路大震災のことも思い出しながら演奏しました。私たちの演奏があすへの活力になればうれしいです」と話していました。