東日本大震災から13年を前に防災意識高めてもらうイベント

東日本大震災の発生から11日で13年となるのを前に、10日、大阪・梅田で、防災への意識を高めてもらおうというイベントが開かれました。

このイベントは、大阪・梅田周辺で活動する企業などでつくる団体が企画したものです。
会場の「グランフロント大阪」には、11の企業や団体がブースを出して、日頃からできる災害への備えなどについて紹介しました。
このうち住宅会社のブースでは、断水してトイレが使えなくなった場合を想定し、便座に見立てたゴミ箱に2重にしたゴミ袋を広げて仮のトイレにし、使用したあとは新聞紙を入れて液体を漏れにくくする方法を紹介していました。
また、大阪府などのブースでは、木造住宅の耐震化工事の効果をイメージしてもらおうと、耐震の補強がない場合と、柱を別の木材で補強する「筋交い」などを施した場合の模型の揺れ方の違いを、訪れた人たちに体感してもらったほか、耐震化工事の補助制度も紹介していました。
4人の子どもとイベントに訪れた女性は、「東日本大震災から13年ということで、子どもたちにも防災を考えてもらいたくて来ました。こうしたイベントで意識を高めていきたい」と話していました。
主催した「梅田地区エリアマネジメント実践連絡会」の宮崎優さんは「災害はいつ起きるか分からないので、日頃から災害に備えてもらえるよう取り組んでいきたい」と話していました。