「みさき公園」後継施設 2027年から段階的に開業へ 大阪

「みさき公園」後継施設 2027年から段階的に開業へ 大阪

4年前に閉園した大阪・岬町のレジャー施設、「みさき公園」の後継施設について、運営会社は、資材価格の高止まりや人手不足などを理由に、2027年から段階的に開業する計画を示しました。

「みさき公園」は遊園地や動物園を備えたレジャー施設でしたが、娯楽の多様化などを背景に入場者が減少し、運営していた南海電鉄が4年前に撤退して63年の歴史に幕を閉じました。
東京の不動産開発会社などでつくる合弁会社は、2022年、岬町と事業契約を結び、当初は、4月以降、後継となる施設を順次、オープンさせる計画でしたが、会社側からこの計画を変更したいという申請があり、町側は了承しました。
運営会社が示した新たな計画案によりますと、▼海外の気候を再現した「ドーム」の建設を当初の3棟から1棟に削減した上で散策エリアを整備するほか、▼インターナショナルスクールの建設を断念する代わりに地元産品の販売施設などを設けるとしています。
変更の理由について、運営会社は法律などの確認作業に加え、資材価格の高止まりや人手不足をあげたうえで、▽2027年から段階的に開業を進め、▽2032年以降のフルオープンを目指すとしています。
当初の計画からは大幅に遅れる形で、岬町産業観光促進課は「一日でも早くオープンさせて多くの人に親しんでほしい」と話しています。