万博 独自デザインのパビリオン建設へ オランダが地鎮祭

万博 独自デザインのパビリオン建設へ オランダが地鎮祭

来年の大阪・関西万博で、独自のデザインのパビリオンを建設するオランダが5日、会場となる夢洲で工事開始を前に地鎮祭を行いました。

大阪市の夢洲で開かれた地鎮祭には、オランダや実施主体の博覧会協会の関係者などが出席し、工事の安全を祈りました。
オランダのパビリオンは「共に分かち合い、新しい価値を見いだすこと」などを意味する「コモングラウンド」がテーマです。
長方形の建物の中央には「次世代への太陽」として、直径およそ11メートルの球体を置き、持続可能な未来に向けて、再生可能エネルギーの最新技術を紹介するということです。
在大阪オランダ総領事館のマーク・カウパース総領事は「世界には気候変動や食料保障など1か国では解決できない問題がある。『コモングラウンド』の理念のもと、解決策を提示していきたい」と話しました。
万博では、50あまりの国が独自のデザインのパビリオンを建設する予定で、博覧会協会は、ことし10月中旬までに建設や外装工事を完了させる必要があるとしています。
しかし、およそ20か国は建設業者が決まっておらず、着工したのも6か国にとどまるなど、工事の遅れが指摘されています。