グリコの電子看板で交通安全を呼びかけ

大阪府内で去年、交通事故で死亡した人が148人と全国最多となるなか、大阪・ミナミのシンボル「グリコ」の電子看板で、交通安全を呼びかけるメッセージの点灯が、1日から始まりました。

この取り組みは、大阪・ミナミのシンボルとして親しまれているグリコの看板を通して、交通安全の意識を高めてもらおうと南警察署が企画しました。
電子看板に表示されるメッセージは、「自転車用ヘルメットをかぶりましょう」と「心と時間にゆとりをもち安全運転を」の2種類で、昨夜から点灯が始まりました。
また、交通課の警察官が通行人に去年から努力義務化された自転車のヘルメット着用について説明したり、啓発チラシが入ったティッシュを配ったりして交通安全を呼びかけていました。
警察によりますと大阪府内では去年、交通事故で死亡した人は148人に上り、2年連続で最も多くなりました。
このうち、自転車に乗っていて死亡した人は37人で、大半がヘルメットを着用していなかったということです。
南警察署の畑英行交通課長は「大阪のシンボル、グリコの看板を通して大阪府民だけでなく全国の人たちに自転車のヘルメット着用を呼びかけていきたい」と話していました。