大阪 守口市 公立小中の学校閉庁日 夏休み期間中14日間に

教員の長時間労働などが課題となっている中、大阪・守口市は、休暇の確保につなげようと市内の公立小中学校などが夏休み期間中に業務を行わない期間を、これまでの5日間から14日間に大幅に増やすことになりました。

教員の働き方をめぐっては、休日の取りづらさや長時間労働などが大きな課題となっていて、文部科学省も休暇を確保できるよう各自治体に促しています。
こうしたなか大阪・守口市の教育委員会は、市内の公立小中学校などについて夏休み期間中に業務を行わない「学校閉庁日」をこれまでの5日間から14日間に大幅に増やすことを決めました。
具体的には、ことしの8月7日から20日までを「学校閉庁日」とし、日直当番などは置かずに外部からの問い合わせには教育委員会が直接、対応するとしています。
また、この期間中は、部活動の指導も含め、教育活動は原則として行わないとしています。
NHKが大阪府内の43の市町村を取材した結果、夏休み期間の学校閉庁日は3日間から5日間程度が主流で守口市が府内で最長となる見通しです。
守口市教育委員会は、すでに校長への説明を終え3月1日、保護者への通知も行うということで、「教員は、学期中には休みがとりづらいので、夏休みを確保して心身のリフレッシュにつなげてもらいたい」と話しています。