大阪・関西万博 インドネシアのパビリオン「船」をモチーフに

大阪・関西万博に参加するインドネシアは、世界最大の島しょ国であることなどから「船」をモチーフにしたパビリオンのコンセプトを発表しました。

来年の大阪・関西万博では50あまりの国が自前でパビリオンを建設する予定で、このうちインドネシアの政府担当者らが28日夜、パビリオンのコンセプトを発表しました。
それによりますと、世界最大の島しょ国・インドネシアは島々を行き交いながら文化と伝統を作り上げてきたことを「船」をモチーフにしたパビリオンで表現するということです。
建物は2階建てで豊かな熱帯雨林や海の自然を紹介するほか、人口の過密化で交通渋滞や大気汚染などが深刻な課題となっていることから、首都を現在のジャカルタからおよそ2000キロ離れたカリマンタン島に移転し、新首都「ヌサンタラ」の建設を進めていることなどを紹介するということです。
インドネシア国家開発企画庁のスハルソ・モノアルファ長官は「インドネシアのSDGs達成への取り組みを多くの来場者に共有したい」と話していました。
インドネシアのパビリオンはことし4月に着工し、来年2月までには完成する見通しだということです。