大阪・関西万博 韓国パビリオンの起工式

来年の大阪・関西万博に参加する韓国が28日、会場となる夢洲でパビリオンの起工式を行いました。

大阪市の夢洲で開かれた起工式には、韓国や博覧会協会の関係者らが出席し、工事の安全を祈りました。
韓国パビリオンは鉄骨3階建て。
外壁に設ける巨大なスクリーンに展示の様子などを投影するということです。
パビリオンの中では韓国の先端技術や文化などを発信する予定で、▼来場者が言葉を吹き込むとAI=人工知能が光や音楽に変換する展示や、▼水素燃料電池から排出される水を使って植物を育てるなど、韓国の持続可能な社会に向けた取り組みなどを展示することにしています。
韓国の万博を担当している「大韓貿易投資振興公社」のユ・ジョンヨル(劉正悦)社長は「来年は日韓の国交正常化から60周年という意義深い年で、万博を通じて両国間の相互協力がいっそう拡大していくことを願う」と話していました。
大阪・関西万博では、50余りの国が独自のデザインのパビリオンを建設する予定ですが、これまでに▽建設会社が決まった国は36か国、▽着工したのは5か国で、博覧会協会などは開幕に間に合うよう調整を急ぐことにしています。