大阪 八尾 「ピンクシャツデー」 学校でいじめ根絶呼びかけ

2月最後の水曜日、28日はいじめの根絶を訴える「ピンクシャツデー」と呼ばれる日です。
大阪・八尾市では、ピンク色のTシャツなどを身につけた小学生たちが学校でいじめの根絶を呼びかけました。

「ピンクシャツデー」は、カナダの学校でピンク色のシャツを着たことでいじめを受けた男子生徒を助けようと、同じ色のシャツを着て登校した周りの生徒たちの行動にちなんだ運動で、2月最後の水曜日に行われています。
八尾市では28日、市内の小中学校や市役所などでこの運動が行われ、このうち曙川小学校では、有志の児童たちがピンク色のTシャツやズボンなどを身につけ登校しました。
そして、6年生10人余りが校門の横に立ち、「いじめのない明るい学校にしましょう」と登校中の児童たちに呼びかけていました。
校内にはいじめをなくすためのアイデアをピンク色のふせんに書いて貼り付けるコーナーが設けられていて、児童たちは▼人の気持ちを考えるとか、▼小さなちょっかいからなくそうなどと書き込んでいました。
文部科学省の調査によりますと昨年度(令和4年度)府内の小中学校などで把握されたいじめの件数は6万5500件と、前の年度より1万件余り増えています。
6年生の女子児童は「みんなで取り組みができてよかった。これからもいじめをなくすための活動を続けたい」と話していました。