京都 城陽 青谷梅林 約1万本の梅の花が見頃

古くから梅の産地として知られる京都府城陽市の青谷梅林で、およそ1万本の梅の花が見頃を迎えています。

城陽市の青谷梅林は、京都を代表する梅の名所で、およそ1万本が育てられている20ヘクタールの農地では、毎年この時期、梅まつりが開かれています。
梅林では大きな実をつける「城州白」という品種が最も多く育てられているということで、いま、白い花を咲かせています。
農家などでつくる青谷梅林振興協議会によりますと、ことしの開花は、例年よりも10日ほど早く満開になっているということで、27日は時折、雨が降りましたが、訪れた人たちは梅のほのかな香りを楽しんでいました。
梅林には、樹齢50年以上の古木が多く、若い木に更新する作業がすすめられていますが、シカによる食害が増えていて、梅林をさくで囲って対策する農家もあるということです。
青谷梅林振興協議会の池野勝信 副会長は「ことしは例年よりもだいぶ早く花が咲きましたが、今週は寒くなり、しばらくこのまま咲いていてくれそうなので、もう少し多くの方に見てもらえそうです」と話していました。
青谷梅林の梅の見頃は、今週末くらいまでだということです。