大阪 北部7市町の119番担う 北大阪消防指令センター完成

大阪・北部の7つの市と町の119番通報の受け付けや出動指令を一手に担う「北大阪消防指令センター」が吹田市に完成し、23日、記念の式典が開かれました。

北大阪消防指令センターは、豊中市、吹田市、池田市、箕面市、摂津市、豊能町、能勢町の7つの市と町の通信指令業務を一元化し、大規模災害などの対応力を強化しようと整備が進められてきました。
23日は新たに設置された吹田市の施設で記念の式典が開かれ、関係者がテープカットを行いました。
センターは、ことし4月から運用が始まり、▽より多くの人員を現場に配置するなど業務の効率化を図るとともに▽能登半島地震のような大規模災害が起きた際、自治体をまたいで現場に近い救急隊が出動できるようになるなど連携が図りやすくなるということです。
吹田市消防本部指令情報室の近澤龍児 総括参事は「大阪北部は人口が多いうえ、超高齢化を迎えているため出動件数が増えています。大規模災害が発生すると119番通報は集中するので情報を一元化してこれまで以上に連携していきたい」と話していました。