土砂崩れで通行止め国道 仮設橋6月下旬供用へ 奈良下北山村

去年12月、奈良県下北山村で起きた土砂崩れで通行止めになっている国道の近くに設ける仮設の桟橋について、奈良県は、今年6月下旬の供用開始を目指していることを明らかにしました。

下北山村の国道169号線では、去年12月、土砂崩れが発生し、車2台が巻き込まれ1人が死亡、1人が大けがをしました。
この影響で、国道169号線は今も現場周辺が通行止めになっていて、県は現場の近くに仮設の桟橋を設け、車が一時的に交互通行できるよう応急対策を進める方針を示していました。
この仮設の桟橋について、奈良県は今年6月下旬の供用開始を目指していることを明らかにしました。
通行止めで国道169号線が通る自治体は、観光客が減少するなどの影響を受けていることから、奈良県は下北山村、上北山村、川上村のホテルなどで、宿泊すれば割り引きを受けられる新たな観光キャンペーンも桟橋の供用開始にあわせて実施するということです。
奈良県の山下知事は「多大な不便をかけていることを申し訳なく思っている。1日も早く橋を完成させたいが一定の期間はかかるので理解して欲しい」と話しています。