大阪 寝屋川 新たな小中一貫の校舎完成 隈研吾さん設計監修

大阪・寝屋川市で新たに開校する小中一貫校の校舎が完成しました。
設計を監修した建築家の隈研吾さんも出席して記念式典が行われました。

完成したのは新たに開校する「寝屋川市立望が丘小学校・中学校」の校舎で、寝屋川市では初めてとなる、小中学校の校舎が一体となった「施設一体型」の小中一貫校です。
設計を監修したのは世界的な建築家、隈研吾さん。
校舎は1階から4階までが吹き抜けになっていて、棚や椅子、テーブルなどに木材が多く使われているほか、バルコニーなどにも特徴的な形で木材が活用されています。
20日は市や学校の関係者およそ60人が参加して記念式典が行われました。
隈研吾さんも式典に出席し「これからの新しい時代の公共建築は家のような優しさや温かさが必要だろうと考えました。そういう空間で育った子どもたちは優しい大人に育ちます」とあいさつしました。
そして、関係者とともにテープカットを行い、校舎の完成を祝いました。
この学校は、▼明和小学校、▼梅が丘小学校、▼第四中学校の3つの小中学校が統合され、ことし4月に開校します。
式典を終えた寝屋川市の広瀬慶輔市長は、「これからの学校を考えていくうえで1つの基準になると思います。子どもたちが実際に校舎を見たときの反応が楽しみです」と話していました。