和歌山 「南部梅林」 1週間前倒しで閉園へ 暖冬で見頃早く

梅の名所として知られる和歌山県みなべ町の「南部梅林」は、暖かい日が続くなどして多くの花が散ったことから、当初の予定より1週間前倒しして今月(2月)25日に閉園することになりました。

みなべ町の「南部梅林」は見渡すかぎり梅の花が咲き誇り、「一目百万香り十里」とも表現される梅の名所です。
地元の農家などで作る梅の里観梅協会によりますと、ことしは暖冬の影響で例年より2週間ほど早い今月(2月)初旬に満開を迎えましたが、その後、雨や風が強まった日があったため、早くも多くの花が散ってしまいました。
このため当初、来月(3月)3日としていた閉園を、予定より1週間前倒しして今月(2月)25日とすることを決めたということです。
神戸市から訪れていた60代の男性は、「見頃だと思って来ましたが、少し遅かったようです。ことしは2月だと思えない暖かさだと思います」と話していました。
梅の里観梅協会は、「見頃が例年より早くなり、やむをえず閉園を早める決断をしました。閉園まで催しは開かれるので、最終日まで楽しんでほしい」としています。