神戸 休館中の宿泊施設全焼 1人死亡

19日夜、神戸市須磨区にある宿泊施設が全焼した火事で、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
警察は施設に暮らす80代の男性とみて確認を進めるとともに、火事の原因を調べています。

警察と消防によりますと、19日午後6時半ごろ、神戸市須磨区西須磨にある宿泊施設「須磨観光ハウス」で火事がありました。
この火事で、地上2階、地下1階建ての木造の建物、およそ1000平方メートルが全焼したほか、焼け跡から1人の遺体が見つかりました。
施設を経営する50代の男性と40代の妻、それに80代の父親は施設内で暮らしていて、夫婦は外出中で無事でしたが、父親と連絡が取れなくなっているということです。
このため警察は亡くなったのは父親とみて確認を進めるとともに、火事の原因を詳しく調べています。
神戸市によりますと、「須磨観光ハウス」は市の迎賓館として昭和初期に建てられ、宿泊施設のほかレストランとしても営業していましたが、耐震工事のため今月(2月)から休館していました。