アジアの子どもたちの絵日記展

アジアの子どもたちの描いた絵日記を通じて、それぞれの国や地域への理解を深めようという展示会が神戸市で開かれています。

この作品展はユネスコなどが行っているもので、アジアの22の国や地域に住む6歳から12歳の子どもたちが描いた絵日記、153点が展示されています。
このうち、中国の11歳の女の子の絵日記には、旧正月に友人たちと一緒に民族衣装を着て、その年の干支の「丑」にちなんで牛の角を表したポーズをしている様子が描かれています。
また、モルディブの10歳の男の子は、コロナ禍で外出できず退屈していたときにココナツのからむき器を見つけ、青い空の下でからむきをしたときの光景を描いています。
このほか、ベトナム伝統の帽子、「ノンラー」の作り方を祖母から教わる様子を描いた絵日記など、子どもたちの日常や、それぞれの国や地域の文化を感じられる作品が展示されています。
展示会を主催した「三菱広報委員会」の若尾彩子さんは「アジアの国や地域の伝統や文化を、こどもたちがどのように見ているかが表れた面白い作品が並んでいるのでぜひ見に来てほしい」と話していました。
この絵日記展は、神戸市中央区の「さんちかホール」で今月20日まで開かれています。