江戸時代〜現代のひな飾りを展示「とよさとひなめぐり」

江戸時代から現代までのさまざまなひな飾りを展示する催しが滋賀県豊郷町で開かれています。

「とよさとひなめぐり」と名付けられたこの催しは、豊郷町の観光協会が、毎年、桃の節句にあわせて開いていて、町内の鉄道の駅や寺など、5か所を会場におよそ30のひな飾りが展示されています。
このうち豊郷小学校旧校舎群の酬徳記念館には、この校舎が舞台のモデルとされる軽音楽部の女子高校生たちのアニメをイメージしたひな人形が展示されています。
去年から展示されている▽ギターの代わりに琵琶、▽ドラムの代わりに太鼓を演奏している2体に加え、ことしは、キーボードに見立てた琴を奏でる人形も展示されています。
アニメに登場するバンドと同じ5人となるまで毎年1体ずつ人形が増える予定だということです。
また、近くの伊藤忠兵衛記念館には、地域で大切に保存されてきた江戸時代の「享保雛」や「古今雛」なども展示されています。
豊郷町観光協会の馬場眞貴子さんは「おひな様の展示に町の人や大学生など多くの人が関わってくれました。是非、見に来て欲しい」と話していました。
「とよさとひなめぐり」は3月10日まで開かれています。