大阪で「ネイチャー甲子園」決勝 身近な自然や生物にスポット

全国の高校生が身近な自然や生物にスポットをあてて、調査の成果や動画の出来栄えを競う「ネイチャー甲子園」の決勝大会が11日、大阪市で開かれました。

「ネイチャー甲子園」は国際花と緑の博覧会記念協会などが初めて開き、自然と人間の共生をテーマに制作した動画で競う「動画クリエイト部門」と、身近な植物や動物を調べて種類や珍しさを競う「生きもの調査部門」に全国の高校から延べ176グループが参加しました。
11日、動画クリエイト部門に入賞した6つのグループの高校生が大阪・鶴見区の花博記念ホールで最終審査に臨みました。
最優秀賞に選ばれたのは群馬県立藤岡北高校の作品で、冬桜で有名な地元の「桜山公園」を舞台に、多くの人が関わって環境保全が進んでいることや、生徒自身が公園内の勾配を測量してバリアフリー化を働きかける活動などがまとめられていました。
優秀賞には大阪府立港南造形高校の外来種の「アカハネオンブバッタ」を恋愛ドラマ仕立てで紹介した映像と、京都文教高校の絶滅危惧種「キクタニギク」を守る取り組みを紹介した映像が選ばれました。
最優秀賞に選ばれた群馬県立藤岡北高校の駒出優さんは「大会のために仲間と何度も公園に通って頑張ってきたので嬉しいです。他の学校の作品もインパクトがあって驚きました」と話していました。