アシックス・ミズノ シューズ好調で最高益

神戸市に本社があるスポーツメーカーの「アシックス」が発表した去年1年間の決算では、ランニングシューズやスニーカーなどの販売が好調だったことから、最終的な利益が過去最高を更新しました。

アシックスが発表した去年1年間のグループ全体の決算では、▼売り上げが前の年から17.7%増えて5704億円、▼最終的な利益は77.4%増えて352億円となり、いずれも過去最高を更新しました。
これは、▽外国人旅行者の回復によって国内でスニーカーの売り上げが大きく伸びたことに加えて、▽欧米でのテニス用などのシューズ、▽アジア圏でのランニングシューズの販売が好調だったことが主な要因です。
アシックスの廣田康人会長は決算会見で「日本ではインバウンドの押し上げ効果が大きく、関西の店舗には外国人観光客が多く訪れ、うれしい状況だ。今後、日本ブランドとして安心・安全で、記録が狙える技術力の高さを全面的に押し出して、世界で戦っていきたい」と話していました。
また、▼大阪に本社がある「ミズノ」も、去年4月から12月までの9か月間の決算で、サッカーシューズなどの販売が伸びたことから、最終的な利益は前の年の同じ時期から44.7%増えて113億円となり、過去最高となるなど、関西に本社があるスポーツメーカーは好調な決算となっています。