奈良 橿原 家庭で余った食品を支援必要な人へフードドライブ

家庭で余った食品を支援が必要な人に届ける「フードドライブ」という取り組みが奈良県橿原市で始まりました。

フードドライブは、家庭で多く買いすぎたり使い切れなかったりして余った食品を寄付してもらい、支援が必要な人たちに無償で提供する取り組みです。
橿原市は、29日からこの取り組みをはじめ、市役所分庁舎の2階に設けられた窓口では、市民や市の職員が家庭で余った食品などを持ち込んでいました。
今回は、▼常温で保存でき、▼未開封で、▼賞味期限が1か月以上あることなどが受け付ける条件となっていて、訪れた人たちはレトルト食品やお菓子、飲みものなどを渡していました。
果物の缶詰を寄付した男性職員は「法事でたくさんもらったもので、よい機会だと思って持ってきました。おいしく食べてもらえれば」と話していました。
橿原市役所での食品の寄付の受け付けは、2月2日でいったん終了し、集まった食品は市内9か所のこども食堂に届けられるということです。
橿原市こども政策課の門長克浩 課長は、「家庭で余っている食品があればぜひ持ってきていただきたい。今後、継続的に取り組むことも考えたい」と話していました。