アプリ登録で利用「シェアサイクル」関西の大学で導入進む

アプリに登録すれば手軽に利用できる共有の自転車「シェアサイクル」を導入する動きが関西の大学で相次いでいて、学生などからは期待の声が寄せられています。

「シェアサイクル」は、スマートフォンのアプリで会員登録すれば利用でき、駅や公園などに設置された専用の駐輪場であれば、好きな場所で乗り降りができる手軽さから、新たな交通手段として注目されています。
大阪・東大阪市にある近畿大学のキャンパスでは26日から運用が始まり、周辺に設けられた2か所の駐輪場で、合わせて9台の電動アシスト自転車が利用できるようになりました。
キャンパスに通う学生の中には駅から20分程度歩く人もいて、大学では学生の通学の利便性が向上するとともに、環境に優しい新たなサービスに触れる機会にしたいとしています。
また大阪・吹田市にある関西大学では、2キロほど離れた場所に新設されるキャンパスとの移動に使うことを想定して、25日から運用が始まっていて、今後、学生の課外活動などで活用が期待されるということです。
シェアサイクルは一般の人も利用できるということで、大学では周辺に住む地域住民の生活にも役立つとしています。
近畿大学経営学部3年の女子大学生は「シェアサイクル自体はこれまで使ったことがあり、家や大学の近くに駐輪場ができたことで移動が便利になると思います」と話していました。