奈良 東大寺で園児が境内を駆け抜ける「耐寒マラソン」

1年で最も寒さが厳しいとされる20日の「大寒」を前に、奈良市の東大寺で幼稚園児が境内を駆け抜ける恒例の「耐寒マラソン」が行われました。

「耐寒マラソン」は東大寺の境内にある幼稚園が寒さに負けず体を動かしてもらおうと毎年、この時期に行っています。
19日は3歳から6歳のおよそ100人の園児が参加し、準備体操をしたあと幼稚園をスタートしました。
コースは年齢別に3つに分かれていて、このうち年中組と年長組は国宝の大仏殿や南大門を巡る境内のおよそ2キロのコースを駆け抜けました。
子どもたちは保護者や参拝者の応援を受けながら「1、2」と声を出して元気いっぱいに走り、ゴールすると園長からご褒美のメダルを首にかけてもらっていました。
年長組の女の子は「坂道が少ししんどかったけど楽しかったです」と話していました。
東大寺学園幼稚園の佐保山曉祥 園長は「みんな完走できてよかったです。悲しいニュースも多いですが、子どもたちが走る姿を見てもらい、元気になってほしいです」と話していました。