能登半島地震 NTT西“道路復旧にあわせ点検修理急ぎたい”

NTT西日本は、今回の能登半島地震の影響で石川県輪島市などの一部でサービスが利用できていない状況について、被害を受けた設備がある地域にはまだ入れていないところもあるとして、今後、道路の復旧にあわせて点検や修理を急ぎたいとしています。

NTT西日本は18日、オンラインで会見を開き、今回の能登半島地震による影響を説明しました。
それによりますと、石川県内では、▼重要な設備が入った3つの通信ビルや▼3区間の中継ケーブルなどが被害を受け、17日の時点で、▼輪島市の一部でひかり電話などのインターネットサービス190回線が使えなくなっているほか、▼輪島市と珠洲市の一部で固定電話570回線が使えないということです。
会社では復旧作業を進めていますが、被害を受けた設備がある地域の中には、土砂崩れなどで道路が通れないところがあるということで、今後、道路の復旧にあわせて、点検や修理を急ぎたいとしています。
NTT西日本の桂一詞 常務は、「緊急的な復旧作業は、ある程度進んでいるが、今後は、道路の復旧を行う国や自治体と連携しながら少しでも早く被害を受けた地域にアプローチしていきたい。また、住宅やインフラが壊滅的な被害を受けた地域については、復興計画にあわせて設備の復旧を進めたい」と話していました。