能登半島地震 石川 輪島へキッチンカー 大阪府庁で出発式

今回の能登半島地震で被災した人たちに温かい食事を提供しようと、石川県輪島市にキッチンカーが派遣されることになり、大阪府庁で出発式が行われました。

出発式は、15日午後、大阪府庁で行われ、今回の支援を主催した、一般社団法人の枦山義彦代表理事が、「安心、安全を確保しながら、温かい食事と心を届けます。ぜひ、ご協力をよろしくお願いします」と述べました。
大阪府によりますと、輪島市の避難所に派遣している府の職員から、温かい食べ物が不足しているという相談があったことから、府が事業者に協力を要請し、今回の支援が実現したということで、府は、事業者に食材費やガソリン代などを支給することにしています。
キッチンカーは、16日から最大で1日あたり4台派遣され、2週間程度の活動を予定しているということで、豚汁などの温かい食事を最大5万6000食、提供することにしています。

【西日本高速道路 トイレカーを派遣】
西日本高速道路は、石川県輪島市からの要請を受けて、15日、水洗トイレを搭載した、「トイレカー」を派遣しました。
派遣されたトイレカーには洋式の水洗トイレと、男性用の小便器がそれぞれ1つずつ設置されているほか、およそ100リットルの水が入るタンクも備えているため、最大200回分、利用できるとしています。
そして、水の補給などをすれば繰り返し利用してもらえるということです。
現地では、清潔なトイレが不足しているということで、西日本高速道路は「少しでも被災地の役に立てばと考え、派遣を決めた」と話しています。