近鉄 特急列車の喫煙室 ことし3月から廃止へ

近畿日本鉄道は、健康志向の高まりを受けて、特急列車に設置している喫煙室をことし(2024年)3月から廃止することを決めました。

近畿日本鉄道は、一部の観光特急を除いて、「ひのとり」や「アーバンライナー」などの特急列車には喫煙室を1か所以上、設置し分煙対策を進めてきました。
しかし、健康志向の高まりで、乗客から「喫煙室を廃止してほしい」という要望がここ数年、増えていたということで、会社は、特急列車に設置しているあわせて126か所の喫煙室をことし3月1日から廃止することになりました。
会社は、廃止したあとの活用方法については、今後、検討するとしています。
一方で、たばこを吸いたいという乗客に対しては、▼大阪上本町駅や▼京都駅、▼大和西大寺駅など、14の主要駅にある喫煙ルームを利用するよう呼びかけることにしています。
列車内の喫煙室の扱いを巡っては、JR東海とJR西日本がことし春に東海道・山陽新幹線のすべての喫煙ルームを廃止し、非常用の飲料水を保管するスペースとして活用することを決めています。
一方、「サンライズ瀬戸・出雲」などの寝台列車では喫煙ルームの設置を継続しています。