「110番の日」 園児が正しい利用を呼びかけ 大阪 箕面

1月10日は「110番の日」です。
大阪・箕面市の商業施設では地元の幼稚園児たちが「一日警察官」に任命され、110番通報の正しい利用を呼びかけました。

一日警察官に任命されたのは、箕面市にある箕面学園附属幼稚園に通う年長の園児55人です。
10日は、箕面市の商業施設で一日警察官の任命式が行われ、園児たちは警察官が手作りした「子ども警察手帳」を手渡されました。
このあと、園児たちが訪れた人たちに「110番は正しく使いましょう」と呼びかけるなか、警察官が事件や事故の通報をする際は時間や場所、それに、何が起きたかを落ち着いて話すことなどを伝えました。
大阪府警察本部によりますと、去年(2023年)、大阪府内の110番の件数は118万件余りで、このうち、およそ4分の1にあたる28万件余りがいたずらや緊急性の低い通報だったということです。
警察は、緊急性のない相談などは警察相談専用電話、「#9110」を利用するか、最寄りの警察署や交番に連絡してほしいとしています。
箕面警察署の長谷川元 地域課長は「事件や事故に遭遇した場合は迷わずに110番してください。本当に助けを求めている人がいることを考えて、いたずらなどは絶対にやめてほしい」と話していました。