世界銀行がことし6月に兵庫 姫路市で防災の国際会議開催へ

開発途上国に資金の融資などを行う国際機関の「世界銀行」は、ことし6月に兵庫県姫路市で防災に関する国際会議を開くことになりました。

世界銀行は2年に1度、各国で「防災グローバルフォーラム」という国際会議を開いていて、次回は、阪神・淡路大震災での被災と復興を経験した兵庫県の協力を得て、日本初の開催地に姫路市を選びました。
会議は、ことし6月16日から19日まで100を超える国の政府や地方自治体の防災対策の担当者をはじめ、企業や研究機関、それにNGOの関係者など800人以上が参加して行われます。
この中では、自然災害の被害をいかに小さくするかや、減災対策を国際社会全体で協力して進めるためには何が求められるのかなどについて議論するということです。
また、参加者は会議の後、2日間の日程で▼神戸市の「人と防災未来センター」、▼三木市の「広域防災センター」、▼淡路市の「野島断層保存館」、それに▼大正14年の北但大震災を経験した豊岡市も訪れるということです。
世界銀行は地震だけでなく、地球温暖化による豪雨災害への備えも含めて、有意義な議論を行いたいとしています。