滋賀 伊吹山の植物回復へ 米原市がロゴマーク作成

滋賀と岐阜の県境にある伊吹山の植物を回復させる取り組みのシンボルとして、地元・滋賀県米原市が新たにロゴマークを作りました。

伊吹山には国の天然記念物に指定されている貴重な高山植物などの群落がありますが、10年ほど前からシカによる食害が深刻化して山肌が露出しています。
去年7月には大雨による土砂崩れが起きて登山道の一部が使えなくなり、地元、米原市は斜面の水分を蓄える働きをする植物を回復させる対策を急いでいます。
こうした取り組みのシンボルとして、米原市は新たにロゴマークを作りました。
円形のロゴマークには人間の手の上に伊吹山や山頂に咲く植物のほか、シカやイヌワシがデザインされていて、伊吹山の動物と植物、それに人とのバランスがとれた状態をイメージしているということです。
米原市は、今後、ロゴマークをあしらったグッズを製作して販売したり、植物の回復やシカの捕獲など市が行う事業への支援を呼びかけるふるさと納税の返礼品として活用したりして、事業のPRにつなげたい考えです。