能登半島地震 堺市消防局 現地で患者転院などの支援活動

今回の能登半島地震で大きな被害が出ている石川県には全国から消防隊員が派遣されていて、このうち大阪・堺市の堺市消防局は、現地の病院では受け入れが困難な患者の転院などの支援活動にあたっています。

堺市消防局は、地震が発生した今月1日から石川県に消防、救急車両と一緒に、救急隊や救助隊などあわせて27人の隊員を派遣しています。
現在は輪島市内を中心に、避難所などで体調を崩した人たちの救急要請への対応や、現地の病院では治療が困難なけが人を設備が整った金沢市内の病院に転院させるなどの支援を行っているということです。
堺市消防局によりますと、現地の道路状況が悪く、陥没などに注意しながら慎重に患者を搬送しているため、ふだんよりも大幅に時間がかかっているということです。
堺市消防局は、5日朝、新たに交代要員も現地に向けて派遣したということで、ほかの消防とも連携して支援を続けていくことにしています。